2014年5月24日土曜日
本日は年2回の法定防災訓練を行いました。
通報、避難誘導の訓練ですが実際問題として体の不自由な高齢者を素早く非難させることはかなり難しいです。
そのため「火災を出さない」ということにかなり重点が置かれています。
火災による死亡はほとんどが煙による窒息ですのでその対応に重点をおきます。
普段の安全管理の徹底がイザというときに生きます。
日本における高齢者施設の防災基準はかなり厳しく、カーテン類はすべて防炎加工
消火設備や火災警報装置も各階各部屋に備え付けなければなりませんし火災がおきたときに逃げ込めるスペースも確保しておかなくてはなりません。
もちろん建物自体も木造は不可です。
火の気のある場所も厨房に限定されており分厚い壁で固められています
それでも万一の事を想定しておくのが危機管理の基本。
数年前に群馬県で無認可の老人ホームが火災になり多くの犠牲者が出ました。
防災にはコストがかかります。手間も時間もかかりますがおろそかにできません。
韓国のフェリー船事故はトップがその意識が無かったという点で上記のホームと同じ本質の問題です。
 

 





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