2014年5月28日水曜日
4月に退去されたご入居者のご家族が今日いらっしゃいました。
先日亡くなられご挨拶に来てくださったのです。
1年間ですがこちらに入居できて夢がかないましたと息子さんに言われました。
息子さんは涙ぐんでいました。
「夢がかなった」というようなお言葉は初めていただいたので少し驚きました。
私たちにとっては普通のことでもご本人にとってはかなえたい夢だったということは往々にしてあります。
この仕事をやっていて良かったと思う瞬間です。
2014年5月24日土曜日
本日は年2回の法定防災訓練を行いました。
通報、避難誘導の訓練ですが実際問題として体の不自由な高齢者を素早く非難させることはかなり難しいです。
そのため「火災を出さない」ということにかなり重点が置かれています。
火災による死亡はほとんどが煙による窒息ですのでその対応に重点をおきます。
普段の安全管理の徹底がイザというときに生きます。
日本における高齢者施設の防災基準はかなり厳しく、カーテン類はすべて防炎加工
消火設備や火災警報装置も各階各部屋に備え付けなければなりませんし火災がおきたときに逃げ込めるスペースも確保しておかなくてはなりません。
もちろん建物自体も木造は不可です。
火の気のある場所も厨房に限定されており分厚い壁で固められています
それでも万一の事を想定しておくのが危機管理の基本。
数年前に群馬県で無認可の老人ホームが火災になり多くの犠牲者が出ました。
防災にはコストがかかります。手間も時間もかかりますがおろそかにできません。
韓国のフェリー船事故はトップがその意識が無かったという点で上記のホームと同じ本質の問題です。
 

 





2014年5月23日金曜日
白神康信先生を岐阜にお迎えして第1回のフィジカルマネジメントセミナーを開催しました。
当社職員のみならずケアマネージャーの方もお呼びしての介護動作セミナーでした。
まったく筋力を使わないのに人を自在に動かせるという(実は本人が動いている)この理論は介護業界に大きな風穴を開けるでしょう
介護動作によって腰痛になる人は皆無となるはずです。何より介護される側の人がとても楽で心地よく、ストレスが無い、というのが素晴らしいことです。
「介護は対決ではない」
拒否のある方や体重のある方に対して「挑む」という姿勢では対決になってしまいます。
相手に「癒し」を与え、本能に訴えて体が持つ本来の機能を呼び覚ますというフィジカルマネジメント。会場は常に笑いにつつまれて受講生の顔が皆晴れやかになってとても良かったです。
また2,3か月後に行いたいと考えています。
☆フィジカルマネジメントは映像が公開されています。

2014年5月22日木曜日
第72期名人戦第4局が千葉県成田山新勝寺で行われ、羽生善治三冠が勝ち、4勝0敗で名人になりました。
これで第7戦を観戦するツアー計画は自動的に中止となりました。
しかしあるご入居者様より
「就位式に行きたいので手配してほしい。他の人も行きたいそうだ」というお言葉が。
タイトルを取ると就位式というのを開催します。たいてい東京都内の一流ホテルで行われ、
一般のファンも会費を払って参加することができます。
タイトル保持者のみならず多くのプロ棋士が出席し、ファンと交流する企画もあり将棋ファンには大変人気です。
私も昔東京に住んでいた頃に谷川浩司九段のタイトル就位式に参加したことがあります。
普段会うことのできないプロの先生達に指導対局を受けられたり、食事と記念品(大体扇子)付きで7~8000円くらいでした。今なら一人1万円くらいでしょうか。
東京ですから移動も宿泊もそんなに大変ではないと思いますが将棋界きってのスター棋士である羽生名人の就位式ですから申込者多数と予想されます。
就位式のスケジュールは突然発表されあっという間に希望者で埋まってしまうのでこれから毎日将棋連盟のホームページをチェックしなければなりません。
しかし生の羽生名人を見たいし400年以上の歴史のある名人位就位式を一度は見てみたいという思いは非常に理解できますので何とか頑張ります!
2014年5月21日水曜日
今日のお昼は皐月会席でした。
・豆の三重奏
・鰹のたたき
・新玉葱と桜海老のかき揚げ
・菜の花ちらし
・筍とじゅんさいの吸い物
・プチアイスクリン
というメニューで大好評でした。
しかし私には当たりませんでした・・・・
2014年5月17日土曜日

ホームの模様替えを行いました。
花と植物と吉岡浩太郎さんの絵画をたくさん配置しました。
気が付かれない方もいらっしゃいましたが「明るくなった」「キレイ」
と概ね好評でした。
吉岡さんの絵は風水画としても人気が高くそういえば何となく雰囲気が明るくなったような気がします。やさしくきれいな色使いで皆様に好評でした。
 黄色い華やかなバラ 













































2014年5月12日月曜日
土日は業界団体の勉強会で東京へ。
議題は介護保険制度への提言として現場から発信すべき制度提案をまとめること。
次年度は介護保険改定の年だからです。
現在国で審議されている内容はまたしても問題先送りと財政負担軽減のためのとってつけたような方策(あくまで個人的見解です)
国の借金は1000兆円を超え、少子高齢化とずーっと前からわかっているのに抜本的な対策をだそうとしない(出せない)
年金支給をまたまた75歳までに延ばすって・・・
政治家も官僚も「ヒトゴト」のような気がしてなりません。
介護の現場に携わっている人々と話すとその温度差は歴然と感じます。
消費税アップの分は社会保障に回すって本当なのでしょうか?
思えばこの国には責任者がいないのでは?
「自分の任期の間だけは何とかやり過ごそう・・・」と官僚も政治家も心の底では思っているのではないのでしょうか?
介護職員の待遇は景気の回復とともに他の業種と比べその劣悪さがクロースアップされることになります。
介護サービスは生産性が低いからというのがその理由だそうです。
「おまいらはこれくらいで十分だろ?」という心の声を報酬改定の度に感じてしまいます。
いくら良いサービスを追求してもそれで報酬が上がるわけではありません。
他者の善意に頼る政策はもういい加減に止めるべきです。
ではどうすれば良いのか?その提言をまとめつつあります。
強烈な痛みも感じますがいつかは通らなければならないのです。
それを断行する勇気と実行力が国のかじ取りをする人物には求められます。
すべての人の要望や利害を同時に達成することはできません。
今回それを強く感じました。

2014年5月9日金曜日
将来的に人口が減り、2040年に消滅の可能性がある市町村が発表されました。
岐阜県は県内で非常に偏りがあり、ランキング上位の市町村は確かに過疎化が進んでいるなと思うところばかりでした。
東京都豊島区が入っていたのは驚きましたが我が各務原市は人口は増えています。
住んでいるときは気が付きませんでしたが非常に住みやすいと思います。
物価(地価)もまだそんなに高くないし不便さもありません。
以前岐阜市から見学にこられた方が「緑が多くてキレイな街」とおっしゃっていました。
たしかに一人あたりの公園面積は全国屈指ですし、国からの交付金をもらっていない数少ない市町村の一つと聞いています。
市の財政が良いということは住民サービスが良いということにつながり住みやすさにつながるのでしょう。
私は北海道、東京、大阪と住んできましたが各務原は住みやすいと思います。
理由は「これといった欠点が無い」ということです。
水は美味しい、物価は安い、混雑していない、自然が豊か、かといって田舎すぎるということもない。
大学を誘致したことにより若い人が多いのも活気が出る原因でしょうし昔ながらの落ち着いた街もあり、バランスの取れている場所と思います。
たまに見学にこられた方が「昔はものすごい田舎だったんだけどね~見違えたね」
高齢の方は情報が昔のまま、ということが結構あるのでそういうことがよくあります。
このホームとイオンタウンが建つ前は野生のキジが生息していましたし、私が子供の頃はこんな田舎は早く出て都会に行きたいと思っていました。
やはり故郷は良いもので、ご入居者の方にとっても第二の故郷と思っていただければと思います。
2014年5月7日水曜日
たくみの会セミナー参加のため滋賀県草津市へ行ってきました。
今回もいろいろ感銘を受けましたが仕事に関係する事例では
「介護が相手との対決になっていないか」という先生の一言でハッとしました。
相手をどうにかしようとすれば対決になってしまう。
当然相手も抵抗する。
抵抗しなくとも相手は少なくとも楽ではないし快適ではない。
「自分もラク、相手もラク」というのがたくみの会の介護である。
そのためには相手と一体化する。
それを実現するのがまさしくフィジカルマネジメント
介護の動作がそのまま相手に対するリハビリになるという驚異のシステムですが
先生曰く「それが普通なんです」
参加を重ねるごとに体が緩んでいくのがわかる。そして私と接する人々も緩んでいっているのがわかるようになった。
そして「この人ウソ言っているなあ」というのがわかるようになった!(正確には体が感じる)
意識ではなく「内観」で物事を見るようになるからなのだろうか
先日大手経営コンサルタント会社のセミナーに出席したが講師が本心からそう思っていないことを延々と話していることが敏感に感じ取れた。
そして自分がウソを言えなくなってしまった。
思ってもいないことを言うと体が拒否してしまうのだ。悪寒が走るようになってしまうのだ。だからストレートに本心を言うようになってきたが不思議と摩擦が起こらない。
ビジネスをする上ではこれはマイナスではないかと思ったがそんなことはないとのこと。
「相手の体に受け入れられているから、うわべだけの軽い言葉は体が受け付けないから、相手のことを想い、真実を発すれば必ず受け入れられます。受け手は万能なのです」
「受け手は万能」これも非常に感銘を受けた。同じメンバーの小児科医の先生もこれに感銘していらっしゃった。
人間は相手のすべてを受け取ることができる。なのに受け取らないで遮断することのなんと多いことか。
2014年5月4日日曜日
4月29日から5月6日限定で陶芸体験イベントがあり、ご入居者3名と体験に
ゴールデンウィーク期間の企画なのでしょうが1日は平日ということもありすいていました。
初めてのろくろを使った陶芸体験に皆さん結構喜んでいました
私も楽しませていただきました。
ろくろを使いこなすのは難しいと思っていましたがわりとすぐにコツがわかりました。
指導員の方がとても教え上手ということもありましたが。
写真はご入居者の方の作品です。かなりきれいに出来ていると言われとても嬉しそうなご様子
岐阜は古来より焼き物が盛んな土地ですがなかなか体験する機会はないものです。
この後焼いて乾かしてを繰り返して出来上がるのは6月中旬以降とのこと
手間ヒマかかるのですね。

2014年5月1日木曜日
インターネット閲覧ソフトに不具合があるので使わないでくださいという警告が世界中に出されました。
ご入居者数名から「どうしたら良いのか?」と問い合わせがありました。
パソコンを使っている方が結構いるもんだと思いました。
グーグルクロームのショートカットを作成し、お気に入りもインポートして差し上げました。
しかし最新バージョンであっても対処できないおそれがあるというのはびっくりです。